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更新日:2025.03.1

今月の一冊(3月)を更新しました。

『きりのなかのはりねずみ』

はりねずみは、友達のこぐまとお茶を飲みながら星を数えるために、日が沈んだ後に出かけました。野道を歩いて出くわした白馬を追って、霧の中に入ってしまったはりねずみは、道を失い、さまようことに。その上、大事に提げていたお土産の包みもなくし探していると、どこからか、こぐまの呼びかける声が聞こえてくるのでした。

白馬やふくろうなど出会う生き物たちはとても大きく描かれています。小さなはりねずみから見た世界を表現しているのかもしれません。化け物の幻におびえたり、川に落ちたりするはりねずみの姿にはらはらしながらも、ようやくこぐまの家にたどり着いて二人で並んでくつろいでいる後ろ姿にほっとさせられます。

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