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更新日:2023.08.1

今月の一冊(8月)を更新しました。

『おっとせいおんど

2013年8月に行われた、和白図書館開館10周年記念のおはなし会で読まれた絵本です。

夏が来て、北の島に集まってきた、おっとせいたち。赤ちゃんのおっとせいたちは、母親のおっぱいを飲んで大きくなり、泳ぎを覚え、やがて秋になると、群れと一緒に遠くの海を目指して旅立ちます。

題名に「おんど」と入っているとおり、文章は歌詞のようです。夏から冬までのおっとせいの様子が、歌のような調子の良い言葉で語られています。海でのびやかに生き生きと過ごすおっとせいと、その周囲の生き物たちを、表情豊かにユーモラスに描いた絵が、文章と一緒になって、心地良さを作り出しています。

 巻末には、絵本の文章を歌詞にした楽譜もついています。その楽譜で歌いながらページをめくるのも良し、また、そうでなくても楽しく気持ちよく読み進められます。

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