『ひゃくにんのおとうさん』
むかし、むかし、中国の山奥にある小さな村に、貧しいけれどつつましく暮らす夫婦がいました。ある日、2人で畑を耕していると、土の中に大きな壺が埋まっているのを見つけます。どこにでもあるような壺ですが、なんと入れたものが100倍になる魔法の壺でした。夫婦はその壺で増えた鍋や笠を村人達に配ってあげます。しかし、そのうわさを聞きつけた強欲な地主は、夫婦から壺を無理やり取り上げます。ところが、壺の取り扱いを誤り、とんでもないことが起きてしまいます。
いったい何が起きるのかは読んでのお楽しみ。登場人物たちのコミカルな表情にご注目。最後のページを読み終えても、続きのページを探してしまいそうになる絵本です。