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更新日:2017.04.1

今月の一冊(4月)を更新しました。

『いのちの木』

 

森で仲間の動物たちと幸せに暮らしていたキツネが、年をとり体も弱くなってやがて静かに息をひきとりました。動物たちはキツネの周りに集まり悲しみますが、キツネと共に過ごした時間を思い出すうちに、徐々に心が安らいでいきます。そしてキツネが横たわっていた処から、ちいさなオレンジの芽が出ます。みんながキツネとの思い出を語るたびに芽は伸び続け、小さな木になり、とうとう森一番の高い木になりました。今では木は森のみんなの命の力、生きる支えとなっています。ひとつの命は永遠ではないけれど、どこかで受け繋がれていくのだと命がいとおしくなる絵本です。

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