「暑さ寒さも彼岸まで」と申します。お盆も過ぎると、残暑の厳しさはありますが、朝晩は幾分過ごしやすくなったのではないかと感じます。夕方にトンボが飛んでいるのを見ると、今年は待ちこがれた秋の訪れも近いのではないかと思いを馳せたりする毎日です。
コミセンわじろでも、日照りの暑さをなんとか和らげたいという想いから、2Fロビーの窓際に植物を植えて、緑のカーテンをつくろうという試みを2年前から始めたりしております。ところがこれが苦難の連続でして、初年度は南国の植物、ゴーヤの苗を植えましたが、害虫対策が大変で思う様に行きませんでした。
昨年はそれを踏まえて、園芸の専門の方に相談し、暑さに強い沖縄のアサガオを植えましたが、これもいくつか可愛らしい紫の花が咲くまでに至ったものの、日を遮るという段階までには至りませんでした。
3年目の今年はどうしようか。せめて利用者のみなさんに、見た目だけでも涼をお届けしようと飾りをつけるなど四苦八苦していたところ、逆に花を楽しみにしていただいていたとおっしゃる利用者の方から「水はたくさんあげているのか」「栄養剤はこんな風にあげたらいい」というアドバイスをいただきました。
せっかくなのでそれを踏まえて昨年のアサガオに根気よく水をあげ、手をいれていたら、ちゃんと芽を出して伸び始めました。最近ではもう3階にも届く勢いです。普段から私たち同様、成長を見守って頂いた優しい利用者のお声で復活したことを、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。
少し遅い開花となりますが、今年も素敵なアサガオの花が開くよう、そして利用者のみなさまにも喜んでいただけますよう、スタッフ一同大切に育て見守りたいと思います。