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池浦館長

更新日:2013年6月1日
運動会の季節に、考えてみたこと

昼と夜の寒暖の差に悩まされた5月から、色鮮やかな紫陽花が雨に濡れる6月となりました。これまでの疲れが出て夏風邪などに罹りやすい時節でもありますので、みなさまも体調管理にお気をつけくださいませ。
さて、この時期は、小学校や中学校の運動会の季節でもあります。私たちの子どもが通学していた頃は、秋の体育の日(※当時は10月10日)の頃が運動会の季節でしたが、近年では初夏のこの時期に開催されるところが多くなっているようです。それこそ梅雨の季節や、熱中症などの心配のある暑い季節を避けての判断かも知れませんね。昔はてるてる坊主を下げて晴天を願ったものですが、今はそれに加えてPM2.5が基準値内でありますようになどの願いもあるのかなと思います。
先月末に、小学6年生の孫が通っている小学校の運動会を参観しました。運動会の楽しみは、2つあると思います。まずひとつめは、子どもたちの一生懸命な姿から、一年間毎の成長を観ることです。チームでの組み体操、元気一杯で運動場を駆け回る学年リレーなど、男の子も女の子も熱心に競い、頑張っています。そんな児童の姿に感動し、「やればできる」精神を改めて感じることができます。

そしてもうひとつは、お昼のお弁当です。我が家では「じじ」「ばば」と呼ばれる私たち、息子夫婦、そして孫の3世代の家族が、それぞれの手作り弁当を持ち寄り、ブルーシートの上に並べます。今年は巻き寿司、おにぎり、唐揚げ、海老フライ、肉巻き野菜、ポテトサラダ、がめ煮(筑前煮)、卵焼き、ソーセージ、そら豆、果物のデザートが並びました。「わぁ、ご馳走だ!」というみんなの声、男性陣の「毎月あったらいいのにね」、女性陣の「朝5時からつくったんよ」、おじいさんの「そら豆は苗から育てた」という声…日頃なかなか揃わないこともあって、この時とばかり、わいわいガヤガヤと話に花が咲きます。
みんなが心を込めてつくった弁当は、みんなで食べると、どんな高級料理よりも身体にも心にもおいしいご馳走になります。年に一度の運動会は、家族の絆を深める場所であると感じる、そんな思いを新たにいたしました。
おいしいお弁当を囲んだり、元気に走り回る子どもたちを応援しながら、私たち大人が、子どもたちのためにできることをしっかりとやらなければ…と思った次第です。
コミセンわじろでも、チャイルドルームでの読み聞かせイベントなど新しい試みを始めています。随時お知らせいたしますので、みなさまも是非ご参加くださいませ。



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