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今月の一冊アーカイブ



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こうまくん
きくち ちき/[作]
ISBN: 4-09-727107-5  MARCNo: 00028211
群れから抜け出したこうまくんが元気いっぱいに森の中をはしっています。
てんとうむし、うさぎ、ちょうちょがどこいくの?と聞いても、おがわやとりたちが遊ぼうと誘ってもどんどんはしっていきます。こうまくんはどこにむかっているのでしょうか?鮮やかな色彩と力強い筆遣いが楽しく、こうまくんのいきいきとした姿にこちらまではしりだしたくなる絵本です
ゆきのけっしょう
武田 康男/監修・写真 小杉 みのり/構成・文 岩崎書店 2019.12  ISBN:4-265-83077-0 MARCNo.:19055459
空から降ってくる雪を受け止めて、その結晶の美しさに心を奪われたことはありませんか。冷たく湿った雲の中で、結晶の赤ちゃんが生まれて、大きくなると、ひらひらくるくると、風にのって地上に落ちていきます。全く同じ形の結晶はありません。色々な形があります。不思議で美しい結晶の写真絵本です。
雪が降ったら、是非、観察してみてください。
フルールヴィルのいちねん にわからうまれたせかいのレシピ
フェリシタ・サラ/作  石津 ちひろ/訳  BL出版  2023.3
ISBN:4-7764-1081-2  MARCNo.:23008738
フルールヴィルという町では、10月はビーツ、11月はかぼちゃなど、毎月様々な野菜や果物が収穫されています。この本では、各月に収穫された作物とそれを使った世界各国のレシピが紹介されています。見るだけでも楽しめますが、実際に作って食べてみるのも楽しいかもしれませんね。巻末には、季節の野菜や果物、種、庭の道具、庭仕事の紹介もあります。
ぼくのぱん わたしのぱん
神沢 利子/ぶん  林 明子/え  福音館書店  1981.9
ISBN:4-8340-0849-5  MARCNo.:81-18321
3人の子どもたちがパン屋さんでおいしそうなパンを見て、パンを作り始めます。材料の分量は書かれていませんが、それらを使ってパンが作られていく工程がわかりやすく描かれています。子どもたちがパンを作る背景に時計が描かれていて、おおよその所要時間がわかるようになっています。読むうちにパンが食べたくなったり、実際に作ってみたくなるかもしれませんね。初版から40年以上にわたって読み継がれている絵本です。
だんごむしそらをとぶ
松岡 達英/[作]
東京 小学館 2000.7
ISBN: 4-09-727107-5  MARCNo: 00028211
ちいさなだんごむしは、ある日「空を飛びたい!」と強く思い、自分で工夫して空を飛ぶマシンをつくります。体を鍛え、何度も飛ぶ練習をして、ついに空へ!
でも空の世界はハプニングの連続。夕立にうたれ、鳥やクモに追われ、ドキドキの冒険が待っていました。旅を終えただんごむしくんは自分の仲間や帰る場所の大切さに気づいていきます。夢に向かう心と、あたたかさがつまった、やさしくて勇気の出る絵本です。色鮮やかに大胆な構図で描かれた波は、絵本から飛び出してきそうです。また、よく見ると浜辺の砂の中や雲や空の中などにいろんな生き物が隠れていて、それを発見するのも楽しいですよ。
メキシコのノーベル文学賞作家オクタビオ・パスの短編小説 『波と暮らして』が原案となった絵本です。
ぼくのうちに波がきた
キャサリン・コーワン/文 マーク・ブエナー/絵 
中村 邦生/訳  オクタビオ・パス/原案
岩波書店 2003.6
ISBN:4-00-110864-X  MARCNo:03032760
海水浴で仲良くなった「波」をしかたなく家に連れて帰ってきてしまった少年。「波」と過ごす時間は楽しくて刺激的。でも、だんだん「波」の様子がおかしくなってきて…。
色鮮やかに大胆な構図で描かれた波は、絵本から飛び出してきそうです。また、よく見ると浜辺の砂の中や雲や空の中などにいろんな生き物が隠れていて、それを発見するのも楽しいですよ。
メキシコのノーベル文学賞作家オクタビオ・パスの短編小説 『波と暮らして』が原案となった絵本です。
そらうみ
富安 陽子/ぶん はぎの たえこ/え 講談社 2023.7
ISBN:4-06-532151-5 MARCNo.:23028578
真夏の強い日差しとセミの大合唱を浴びながら「僕」はひとりきりで坂道を登っています。その坂道を登りきると、不思議なことに一本道が入道雲の中に続いていました。雲をかき分けて進むと、その先に空の海が広がっていて…。
青と白を中心に色鮮やかに描かれた世界は、もし空が海だったらそこで何ができるかな?何をしようかな?そんな想像力を掻き立てます。
暑い夏にぴったりの1冊です。
うさこちゃんのさがしもの
ディック・ブルーナ/ぶん え,まつおか きょうこ/やく 
改版 福音館書店 2010
ISBN:4-8340-2319-0 MARCNo.:10021953
ある朝目を覚ますと、うさこちゃんは泣き出しました。いつも一緒に寝ている、大切なぬいぐるみのくまさんがいなくなっていたのです。お父さんや友達、おばさんなど、色々な人達にくまさんを見なかったか聞いてまわりますが見つかりません。みなさんも、大切にしているおもちゃを無くしたことはありませんか。大粒の涙を流すうさこちゃんを見ると、胸が締め付けられます。くまさんは見つかるでしょうか。
ブルーナさんの絵本は、赤、黄、青、緑、茶、グレイの6色と輪郭を描く黒い線のみで描かれています。登場人物はいつも正面を向いており、まっすぐにこちらを見つめています。線はとてもシンプルで無駄がなく、想像力がふくらみます。絵や言葉を何度も何度も書いて、試行錯誤を重ねて生み出された珠玉の絵本です。
わすれんぼうのねこモグ
ジュディス・カー/作 斎藤 倫子/訳 あすなろ書房
ISBN:978-4-7515-2505-0
トーマス家のねこ、モグは大事な家族の一員ですが、うっかりやでわすれんぼうです。花壇の花を台無しにする、いきなり大声で鳴く、お母さんの帽子をぺしゃんこにするなど問題ばかり起こしています。子どもたちはかばってくれますが、お父さんとお母さんからは怒られてばかりいます。夜、モグは悲しくなって庭に飛び出しますが、ふと台所の窓を見たところ…。
 でぶねこモグの面白い表情や可愛らしさに思わずほおがほころびます。うっかりやのモグが意外なところで一家の役に立ったことで、最後はあたたかく幸せな気持ちになります。
 イギリスで、1970年の初版以来読みつがれてきたロングセラー絵本です。
ぼくのたび
みやこし あきこ/作 
東京 ブロンズ新社 2018.11  ISBN:4-89309-647-0
主人公の「ぼく」は、小さな町に小さなホテルを開いています。旅をしている人をもてなすのが「ぼく」の毎日の仕事です。けれど、「ぼく」の心には、自分自身が旅をしたい、という思いがあふれているのです。この絵本は、そんな「ぼく」が、自分の心情を読者に静かに打ち明けるような文章で綴られています。
 「ぼく」の日常は白黒で描かれ、旅をしている「ぼく」を想像している場面では豊かな色彩が使われていることで、「ぼく」が旅を心に描いた時の解放感やときめきが伝わってきました。
 読み進めると、詩情を感じるような絵をじっくりと眺める楽しみが味わえます。いつしか読んでいる自分にも、遠い所へいってみたい、という気持ちがわいてくる作品でした。
きりのなかのはりねずみ
ノルシュテイン/作,コズロフ/作,ヤールブソワ/絵,こじま ひろこ/訳 
東京 福音館書店 2000.10
ISBN:4-8340-1705-2 MARCNo.:00046321
はりねずみは、友達のこぐまとお茶を飲みながら星を数えるために、日が沈んだ後に出かけました。野道を歩いて出くわした白馬を追って、霧の中に入ってしまったはりねずみは、道を失い、さまようことに。その上、大事に提げていたお土産の包みもなくし探していると、どこからか、こぐまの呼びかける声が聞こえてくるのでした。
白馬やふくろうなど出会う生き物たちはとても大きく描かれています。小さなはりねずみから見た世界を表現しているのかもしれません。化け物の幻におびえたり、川に落ちたりするはりねずみの姿にはらはらしながらも、ようやくこぐまの家にたどり着いて二人で並んでくつろいでいる後ろ姿にほっとさせられます。
まあちゃんのながいかみ
たかどの ほうこ/さく 福音館書店 2008.4
ISBN:4-8340-1330-6 MARCNo.:08142019
長い髪が自慢の友達のはあちゃんとみいちゃん。まあちゃんの髪は短いおかっぱです。背中が全部隠れるくらい伸ばすのと嬉しそうな2人に、まあちゃんは「あたしなんか、もっとずっと伸ばすんだから」と言います。さて、まあちゃんがもっとずっと髪を伸ばしたらどうなるでしょう?橋の上から垂らして釣りをしたり、ロープのようにして牛を捕まえることだってできます。長い髪はとても便利で、色々なことができて、お手入れだって簡単。まあちゃんの長い髪の話を聞きながら、3人はうっとりします。
現実の3人の場面は白黒、想像の世界はカラーで描き分けられています。ページをめくるたびに、まあちゃんの想像力と発想力に驚く楽しい絵本です。
ながいながいよる
マリオン・デーン・バウアー/文 テッド・ルウィン/絵 千葉 茂樹/訳        岩波書店 2011.1 ISBN:4-00-111221-4 MARCNo.:11002723
雪が降り積もった、静かな夜の森。いつもより夜が長いと感じた動物たちは、いなくなってしまった太陽を呼び戻そうと躍起になります。カラスやヘラジカ、キツネが思い思いの方法で試みようとしますが、風に「あなたじゃない」と、とめられてしまいます。それでは、小鳥ならどうでしょうか。
見開きいっぱいに描かれた動物たちの姿は迫力があります。夜の場面は、3色の絵の具だけで描かれているそうです。静謐な夜と朝の光が美しい絵本です。