『ちいさなふたりのいえさがし』
あるところに、大きな大きなくるみの木があり、その木の下の小さなくるみの中に、小さなおじいさんとおばあさんがすんでいました。ところが、ふたりが水をくみに出かけている間に、くるみの家がこなごなにこわれていました。そこでふたりは家探しの旅に出ます。たどり着いたところはいちごばたけ。ふたりはいちごの中身をくりぬいて家をつくりましたが、暑くなるといちごの家はぐにゃりとへしゃげてしまいました。ふたりは再び家探しの旅に出ます。果たして、ふたりは安心して住める家を見つけることができたでしょうか?
ふたりは家探しに困りながらも、家づくりでくりぬいた果物の中身でジャムやゼリーなどをつくったり、家につくった窓から夕日を眺めたりして楽しみます。夢のある楽しい絵本です。