『もりのおばけ』
弟とかけっこをして、いつの間にか深い森の中へ入ってしまったお兄ちゃん。暗くて深い森の中は、なんだかへんなものがいっぱいです。不安になって「おーい」と弟を呼ぶと、「おーい」と答える声。でも、その声は人間の声ではなくて…。
木の質感や動物たちの柔らかな毛並みなどが、鉛筆画独特のタッチで繊細に描かれています。モノクロの幻想的な世界が、どこか不気味な気配を醸し出しています。
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