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更新日:2019.01.1

今月の一冊(1月)を更新しました。

『ありがとうシンちゃん』

 

山のふもとにある「ひなたやま保育園」では、たくさんの動物を飼っています。そのなかに、シンちゃんというイノシシがいました。赤ん坊のころに園内にやってきて、園児のナオキくんと特に仲良くなったシンちゃん。その後、シンちゃんは、時にはまるでお兄さんのように、ナオキくんを助けようとするかのような素振りを見せるまでになります。そんなナオキくんとシンちゃんの様子を、周囲も微笑ましく見守っていました。しかし月日が経ち、園内での生活が窮屈になっている大きくなったシンちゃんを見て、園長先生はある決断をするのです。
シンちゃんと触れ合うことで成長していくナオキくんのいじらしさとともに、側にいる大人たちの姿の温かさも印象に残ります。所々にある挿絵の愛らしさも物語の優しい雰囲気を伝えてくれます。

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