池浦館長

　夏本番です。子どもたちも夏休みに入りまして、館内でも真っ黒に日焼けした元気な姿を見かけることが多くなりました。未来を担う子どもたちの姿を見ていますと、私ども大人も夏バテすることなく、頑張ろうと思います。

　そんな暑い最中の8月9日、コミセンわじろはオープンして10回目の誕生日を迎えます。地域のみなさまと10周年を祝うべく、まず今年6月から「10年後のふくおか」をテーマとした絵画の募集をおこないました。その結果、市内の幼稚園児から小学生、中学生まで約220点の作品の応募があり、7月22日には和白、美和台、和白東、奈多、三苫の各自治協議会長をお招きしての審査会を行いました。
　私も審査員の一人でしたが、夢や希望に溢れている子どもたちの作品はどれも素晴らしいです。見ていると可愛らしく思わず笑みがこぼれる絵や、心がほっこりする絵、そして鮮やかな世界が広がっている絵、奇想天外で楽しい未来が描かれている絵など。大人が想像し得ない魅力溢れる作品群となっています。
　地域でつながること、緑や自然など地球環境のこと、大切な生活のこと、そして平和のこと…子どもたちは真面目にみんなの将来のことを考えています。その真剣さに、審査する側の私たちも感銘し、さまざまなことを学ぶ思いでした。
　この場を借りまして、ご応募して頂きました子どもたちのみなさん、ご協力頂きました地域の方々、学校の方々に深く御礼申し上げます。全ての作品を展示する絵画展を9月1日まで行いますので、是非とも多くの方々にご高覧頂ければと思っております。

　また8月9日には、10周年の記念式典『コミセン誕生会』を行います。来賓挨拶、絵画展の表彰式に加え、コミセンと同じ10歳、小学４年生の「一日館長」が当日、コミセンスタッフや利用者のみなさんと一緒に、記念すべき日をお祝いいたします。当日は地域のみなさまとともに、コミセンわじろが地域とともに築いた大切な10周年を祝いたいと思っております。是非ともご来館いただけるよう、私たちスタッフ全員でお待ちしております。